サレ・ポワヴレ(Salez et Poivrez)/＠二子玉川

私がこうやって、データベースとして残すレストランは
「またぜひ行きたい」「おすすめしたい」というものが殆どなのだけど、
この店は、別の意味で記録しておきたい店なので敢えて載せることにしました。
当時は、2006年7月です。
そしてここの再訪はないです。

これはあくまで私の主観でレビューをしているブログであり、
店で受けたサービス、味は、感じたそのまま載せていることを予めご了承下さい。
実は、この店でのサービスは、数訪れた他のレストランとは
逸脱して、違和感を感じました。
私自身、店それぞれ、スタンスやシェフの考え方は違うのは当たり前と考えており、
それを批判するつもりはありませんが、
「違和感は違和感」と感じたことは、はっきり書かせて頂きたいと思います。

二子玉川に出来た小さなフレンチ。
概観はとてもかわいらしく、雰囲気もよさそう。
本格的フレンチをいただけるという、口コミを見て、
伺うのをとても楽しみにしていました。

ランチを予約し、店に入ると、思った以上に、こじんまり。
期待が膨らみます。

前菜が出てきたところで、みんなで写真に収めようとしたら、
マダムがすっとんできて、写真お断りということを告げられました。
なんでも、「同じものを食べたいと来られたお客様からクレームがくるから」

・・まあ、理由は色々あるよね。と思い、
写真お断りのお店も、ありでしょうとも思い、
そのまま食事に進みました。

私たちは、デジカメに残ってる過去の写真データを見せ合いながら
色々話をしてたのですが、なんとなく視線が・

そう、マダムが、「また撮ろうとしてるのではないか」というような視線を浴びせ掛け
同行者Mちゃんの言葉を借りると、まさに、だるまさんが転んだ状態(笑)

厨房からも視線が光りつづけ、非常に緊迫したランチとあいなりました(・∀・）
しかも、携帯のメールをチェックしたときに、「ですからっ！」と、
またまたすっ飛んできたマダムから言われ、
「は？？？？メールチェックしてるだけですが・・」と、
あまりの迫力に口あんぐりの瞬間。

そんなに写真取られるのが嫌なら、予約の時に言っとけ！
入店前に、所持品チェックでもすりゃいいだろうが！
とまで思うほど、投げやりな私。

私は色々な志向や、さまざまなタイプのレストランに行くのが好きで、
本当にただ単に食べるのが好きで、
このソースがね・・とか、この焼き具合が、、とか、この塩加減が。。とか
うるさいこだわりはない方だと思っています。
味オンチといえば、味オンチなのかもしれませんが、
基本は、おいしく、楽しい時間、空間を提供してくれるお店なら、
それだけで満足なのでした。

が、この店は残念ながら、こだわりのフレンチ料理は提供してるのかもしれませんが、
居心地よい空間を提供してくれるお店ではありませんでした。
たかだかカメラひとつで、ここまで違和感を感じたお店は、
あとにも先にもないと思います。
撮影不可云々が問題じゃないんですよね。
他のお客さんに迷惑がかかりますから、、といわれたお店もあります。
そうすれば、ちゃんと従うのがマナーだと思いますし。
しかしながら、ここのお店の問題は、「客である、私たちを信用してくれない態度」、
それがとても戸惑いを生んだわけです。

何度も行って常連さんになる？
顔を覚えてもらってリピータのサービスを受けさせてもらう？
うーん、そういうのって、ちょっと違う。
料理を提供するのってトータルサービスだと思うので、
こういうあまりに偏った主旨のお店も、あるんだなぁとつくづく勉強になりました。

味は、、覚えてません。おいしかったどうなのかも。
それがこの店を語る私の感想全てだと思います。

ところで、この店のことを調べていたら、
あるブロガーさんが、正直な感想をある口コミサイトに載せた所、
そのサイトの管理人から連絡があり、
お店の人からクレームを受けたらしいので、
書き直して欲しい旨連絡があったそうです。
その人は、その記事の中で、全文を載せていましたが、
なんらクレームを言われるような内容ではありませんでした。

そんなに褒め称えられたい感想を載せたいのなら、
まずやることがあるだろうと思ってしまった私。

うん、やっぱりこの店はプライドが異常に高いのでしょうね。
場所が場所だけに仕方ないのかな？
期待してただけに、残念でした〜

サレ・ポワヴレ （フレンチ / 二子玉川、二子新地）
★☆☆☆☆ 1.0